普通の主婦のこだわり日記

自分が好きなものってなんだろうって思った時、アイスクリームが浮かびました。好きなものの好きなことを書いてみました。

お客様はどんな人?

今年で30歳になる長男がお付き合いしている人を連れてきました。朝から、ざっくりとお掃除をして玄関先とリビングの花を生け変えて、お迎え準備完了です。

突然連れてきたのではなく、2週間ほど前に予告があって、きちんと段取りを踏んで。ただ、長男曰く「未だプロポーズとかしてるわけじゃないから、あんまり結婚とか孫とか、そういうキーワード出さないで」と。では、何故家族に合わせることになったのか。
以前ブログでお伝えした通り、私の父は腎不全末期で終末期医療の病棟にお世話になっています。その父に「話せるうちに会いたい」と、彼女の方から申し出がありました。看護師をしているため、仕事柄そう言ったことの大切さを理解していらっしゃるようでした。
父は、長男の結婚式に参列することを当面の目標にしていますから、会うことで父が元気になればと、申し出を私は快諾。ところが、妹たちに紹介しないままという流れにクレームが入りました。
(次男は、8月末のフェスに一緒に行く予定が既に決まっているため、次男からのクレームはありません)
まあ、面倒ですね、妹たちからしてみたらお兄ちゃんの彼女に興味深々、「おじいちゃんに会いたいってことはそれなりにかんがえてるんだよ」という発想です。
その結果、彼女とのご対面は、長女と、次女と、私と。
お昼くらいに来るというので、食事をどうするか尋ねたところ「どっちでもいい」と、長男。彼女の好物がボロネーゼと聞いたので、とっても美味しいボロネーゼを出してくれるご近所の小さなイタリアンレストランを事前に予約しました。ランチタイムはいつも日替わりで三種類から選ぶ感じのメニューなので、シェフにお願いして、この日のパスタをボロネーゼにして頂きました

そんなことするくらいなら、家で適当にもてなせば良いという考え方もあるのでしょうが…。
私の思考回路。結婚相手ならば、手料理でのおもてなしにするかも知れません。未だ結婚するか判らない相手に、手料理というものな、というのが心情です。相手の女の子だって困るでしょうし。困るというのは、台所を手伝うべきか客人として座ったままいるか、とか。他人の家の台所って難しいですよ。

まあ、そんなことを考えて、事前に予約しておいた店でお昼ご飯を食べてから、そのあと家へ寄りました。家で、ただおしゃべりをしているのもね、ということで、「ito」というゲームをすることに。

「ito」は、1から100までの数字が書かれたカードと、お題の書かれたカードがあります。
簡単に説明すると
①数字のカードをひとり一枚配る
②お題カードを一枚引く
③ふたつ書かれたお題のうちのひとつを決めて、自分のカードに書かれた数字に当てはまるお題のイメージを伝える(ここが結構難しいです)
④みんなで話し合って、小さい数字順にカードを出していく
見事に数字が続けば拍手、見当違いや感覚の違いで数字が飛んでしまったら失敗。例えば、お題が「有名人の人気順」自分の手元に「100」のカードなら、自分がイメージする最も人気のある有名人を挙げる。私の場合なら、中居くん。次女だったら、たぶん大野君。客観的データに基づいたものではなく、その人の感性だからズレが生じるんですね。「46」とか「53」とか、中途半端な数字は結構際どいし、「71」とか「12」とかも難しい。でも、とにかくお題が豊富なので、繰り返していくとその人の思考が何となく理解できるんです。このゲームをご存知の方ならわかってくださるかもしれませんが、結構盛り上がるし、会話が弾むし、距離感縮むんです。

そんなわけで、長男、長女、次女、彼女、私で「ito」やりました。そして、帰りました。

これまで、お付き合いした子を家に連れてきて、数か月後に分れるというパターンが二回ほどありました。まあ、30歳ですからそれなりでしょうか。家族に会ってから別れるというのは、私たち家族に難ありと思われたのだろうかと、ちょっと落ち込みますよね。今回は大丈夫でしょうか。長男は、「これで別れたら、次付き合う子は家族に合わせないよ」と笑って言いましたが、本心だと思います。
さて、会わせてくれた子は今までお付き合いしてきた子たちとはずいぶんと雰囲気の違う感じの子です。小さくて可愛い、そして優しさをが表面にまで溢れています。のんびり話す長男と同じスローペースな感じの好感が持てる子。
(今までの子がダメなんじゃないんですよ、ただ、前の子は美人でシャキシャキした感じ、意見をはっきり言って男性をリードするタイプ、長男タジタジという雰囲気で)
本人たちの気持ち次第でしょうが、プロポーズして結婚まで進んでくれたら良いです…。そっと見守ろうと思っています。