2月22日、猫の日だということで。
今年は、2022年2月22日、更に2尽くしですね。2222年には私、生きていないので、自分が生きているうちでき最も2の多い今日、我が家でかつて暮らしていた猫たちを紹介します。
りんちゃん。敷地内の倉庫の片隅で野良さんが産み落とし、その後移動中に何らかの事情で我が家の屋根に置き去りにされた子です。
2階の屋根から助け出した子猫は、動物嫌いな長女が自分の手の中で、大事に育てたニャンコです。もしもこの子がいなかったら、長女は、コミショウのまま大きくなったかもしれません。学校とサッカーの時以外、長女とりんちゃんはずっと一緒。お友達まで巻き込んで、母猫になった気分で育てていました。
ある年の次男のお誕生日で、私の母の命日である12月17日、来客が偶然開けたドアの隅から飛び出して、車にはねられてしまいました。りんちゃんがうちに来て4年目の冬の出来事。
レオンくん。
夏休み中に、サッカーの練習帰りに長男が電車で落とした携帯電話が届けられた自宅から53km先の警察署で出会ったにゃんこ。
遺失物の窓口に置かれた段ボールのなか、生後さほど経過していなそうで、小さく痩せ細った子猫の目は、病気だろうか目脂が固まり半分も開いていません。とてもおとなしいその子は、りんちゃんにそっくりでした。
じっと見ていた次男と次女に
「あと1時間もすると、保健所が連れていってしまうのよ。引き取りたいなら言ってね。」
と、婦警さん。
りんちゃんの死に痛手を負った長男長女は猛反対でしたが、まだ幼い下の2人は「りんちゃんの生まれ変わり」と疑わず、一歩も譲りません。
幸い家には、2年前のりんちゃんのものが綺麗に保管されており、すぐにでも迎えられそうでした。警察からそのまま50km走り、地元で馴染みの動物病院へ直行して、丸一日預けました。綺麗にシャンプーして、注射を打って我が家へ出迎えた子猫に、次男が「レオン」とつけました。
近所の大きな建物の解体作業で大量発生した鼠駆除剤が体内に入ってしまい、腎不全でお空へと旅立ったのは、今から9年前のこと。
とても大人しく、心優しいにゃんさんでした。
後輩のチワワシェリーちゃんを我が家に迎えた時は、いつも寄り添い大事にしてくれて、この子は本当に雄猫かと疑ったほど。
シェリーちゃんは、レオンが大好きで、この小さな身体でレオンを追いかけ、キャットタワーも登ったチワワ。
動物と暮らすということは、私たち人間の心を豊かにしてくれます。だからこそ、ちゃんと責任を持ちたいもの。りんちゃんもレオンも、我が家での暮らしは、幸せだったのだろうか。時々、そう思います。
りんちゃんとレオン、見てるかなぁ…。