全国各地で親しまれている七福神巡り。私も浅草や鎌倉の七福神を時折巡ります。
そんな七福神巡りの中でも、私の知る限り最も短時間で巡ることができる『草加七福神』。ゆっくり巡って小一時間ほどです。
日本橋から日光街道を北上して、二番目の宿場町。草加せんべい以外、全国に知られるものはない町の七福神は、街中にひっそり佇み、ほぼ無人なので、御朱印は授かることができませんが、毎年お正月だけは七福神スタンプを集めることができます。
草加駅東口から埼玉りそな銀行の交差点を左に曲がると本来の日光街道。すぐ右手ある八幡神社には恵比寿様が祀ってあります。私のお勧めはここからのスタート。
次に巡るのは、街道を更に奥へと進んだ先にある大黒天様。びっくりするほど静かなところにいるので、私も度々素通りしてしまいます。
東福寺の先、神明庵では、日光街道御宿印『草加宿』をいただけます。その先今様本陣は、お食事のほか、物産店も併設していて、奥の方には草加せんべいで仕上げる『七福そうか鍋』を販売しています。七福神巡りに七福鍋。
道路を渡り、松尾芭蕉も歩いた松並木を抜けて、ポツンと佇んでいる弁財天様を巡り、川沿いに下って住宅街の中にある福禄寿へ。
県道49号線(旧日光街道)を日本橋方面に戻っていくと、寿老人を祀った三峯神社。
最後に布袋尊。旧旧日光街道へ戻り、日本橋方面へ向かった回向院さんの境内におりまして、ここでは、お願いすると住職さんが御朱印を書いてくださいます。
ここまで来たら、もう少し下ってみると、草加宿入り口の石柱があるので、見に行ってください。この入り口付近にある埼玉屋旅館は、令和の今ここで最も古く大正時代から続く宿。七福そうか鍋の発売元です。昭和レトロなどこか懐かしいお宿でした。
ゆっくり歩いて60分ほど。息切れも筋肉疲労もないあっという間の七福神巡り、出勤前に、学校帰りに、休日の朝に、皆さんもぜひトライしてみてください。